“Ricochet” guilloché (5月26日CZAPEKイベント続報)

 By : CC Fan
既報でお伝えいたしました5月26日のCZAPEKイベントですが、"来日するかも"と書いたピースについても来日するとの情報をCEOのザビエル(Xavier)氏よりいただきました!

まずは、バーゼルでサプライズ的に登場したケ・デ・ベルク(QUAI DES BERGUES)の新バリエーション、ギロッシェ文字盤です。
正式な名前はリコシェ(Ricochet)ギロッシェになったそうです。






こちらは、a-lsさんバーゼルで撮影した写真の再掲です。

実はすでに公式サイト上に情報が掲載され、オーダーも可能になっています!
こちらは188本製作される予定のファーストエディション(First Edition)、ルネッサンス(RENAISSANCE)の新バリエーションとして追加されたという形になっています。



WEBサイトから情報を引用すると、バリエーションは3種類です。
  • エンペラーブルー(EMPEROR BLUE) : RGケース "アクア"(« Aqua »)ブルー文字盤
  • シーソルトグレイ(SEA SALT GREY) : WGケース シーソルトグレイ文字盤
  • アクアブルー(AQUA BLUE) : XOスチールケース アクア(Aqua)ブルー文字盤
ブルーの文字盤は両方ともアクアブルーという名前ですが、RGの方は« Aqua »と表現されており、実機写真やWebでも異なる色合いに見えます。

最大の特徴であるギロッシェはチャペックのデザイン上の特徴になっている二つのサブダイヤルを中心にした二つの波が"干渉"しあい、独特の表情を見せるものです。
"干渉"部分を潰さないようにシャープに彫るだけでも難しそうですが、さらに文字盤は緩やかなドーム状の"ボンベ"形状なのでより困難であろうと考えられます。
a-lsさんがバーゼルで伺ったところによると完成したのはバーゼル直前だとか…

このギロッシェも水平分業のようですが、ユニークかつチャペック専用で、"初代"チャペックの1850年代の作品にあるギロッシェから着想を得て復活させたそうです。
彫刻技法だけでなく、文字盤の金属もゴールド・シルバー・パラジウム・プラチナを混合した"特別な合金"を使っており、冶金から極めて小規模な工芸的な規模で行っているようです。
このような手間のかかる方法で作っているため、文字盤単体にかかっているコストは既存のグラン・フーエナメルよりも高いとのことです。
詳細はぜひイベントの時に伺いたいと思います。

貴金属ケースは特徴的なフルール・ド・リス形状の針を、XOスチールはよりモダンな矢印状の針を使用しています。
WEBサイトの情報・写真を見る限り、XOスチールも貴金属ケースと同様のトラディショナルなケースに収まっているように見えます。

細かいところではパワーリザーブインジケーター兼曜日表示の曜日に英語とフランス語に加え、チャペックの母国語であるチェコ語(Czech)が選べるようになりました。


エンペラーブルー(EMPEROR BLUE) : RGケース "アクア"(« Aqua »)ブルー文字盤


シーソルトグレイ(SEA SALT GREY) : WGケース シーソルトグレイ文字盤


アクアブルー(AQUA BLUE) : XOスチールケース アクア(Aqua)ブルー文字盤

そして、トゥールビヨンのプラス・ヴァンドームよりも注目を集めているかもしれない38.5mmケースのセカンド・エディション「エテルニテ」(«Éternité»)も来日します。



特に、"XOスティール・バージョンは基本的にシルバー・ダイアルで製作されますが、数10本は特別に日本向けとしてグランフー・エナメルのダイアルがセットされたバージョンで発売されます。"というXOスチールにグランフーエナメルを組み合わせたバリエーションに注目しています。



直前の情報になってしまいましたが、ご興味がある方はぜひお出かけください。
再掲になりますが、ノーブルスタイリングさんからのインビテーションを掲載いたします。

Invitation


拝啓、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
また日頃は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、弊社ノーブルスタイリングでは、今回のBaselworld 2017にて発表されたCzapek(チャペック)の新作発表イベントを開催することになりましたので、ご案内申し上げます。

当日は、Czapekの「静かな美しさ」が表現されたQuai des Bergues(ケ・デ・ベルク)のセカンド・エディションである38.5mmバージョンの「Éternité(エテルニテ)」。Czapekがウォッチメーカーとしては初の時計店を構えたパリ、ヴァンドーム広場にちなんで命名されたコンプリケーション・モデル「Place Vendôme(プラス・ヴァンドーム)」などの新作を一堂に揃えご紹介申し上げます。
このイベントにあわせCzapek社チェアマンHarry Gühl、CEO Xavier de Roquemaurel が来日し、ご挨拶申し上げます。ご多忙中のところ、誠に恐縮ですが、是非ともご来場くださいますようよろしくお願い申し上げます。

2017年5月26日(金曜日)17:30 – 20:30
会場 : ノーブルスタイリングギャラリー
東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京1F
お問い合わせ : 株式会社 ノーブルスタイリング 担当 : 山口
TEL : 03-6277-1604
mail : info@noblestyling.com
www.noblestyling.com

関連 Web Site

CZAPEK Geneve
https://czapek.com/

Noble Styling
http://noblestyling.com/